予防を大切に
ごしま歯科では「全ての治療は予防のために」を心がけております。
最新の歯科疾患実態調査より、最初の一本目が喪失するのは40歳から50歳までの間で、この10年で少し遅くなっている事がわかっています。
80歳で20本残存している方は10年で2割から5割にまで上昇し、これらはいずれも予防歯科の推進が功をそうしている部分で、早く予防すれば効果は得られるという事実です。
一方で最新の歯科疾患実態調査から60歳代の半数は義歯装着者であり雑誌のアンケートで引退した方が最も悔やむのは歯の手入れをしてこなかった事という結果がでております。これは、食事を楽しむ上では、やはり義歯の装着は避けられるなら避けた方が良いのは明白でありまだまだ改善の余地があるという事と捉えられます。
お子様の歯を守る為に
最新の歯科疾患実態調査より、0歳から3歳くらいまでは統計上ほぼ虫歯が0人なのに4〜5歳になると半数近くが虫歯に罹患してしまう、という事がわかっています。
この時点ですでに虫歯になる子とならない子の差ができており、乳歯で虫歯が多い子は、永久歯になっても環境がかわる訳ではありませんので虫歯になりやすいと言われています。
つまり、かなり初期から差がでて、将来的にもずっとそのリスクを背負い続けてしまうという事です。
従ってより早期から罹患しにくいようにコントロールしないと、途中から状況が悪化した状態で予防を始めても効果は出にくくなります。
お子様の歯の予防において一番大切なことは、ご家庭での取り組みです。
まずは親御さんがご自身の事、そしてお子様の事を理解すること、そしてご家庭での予防を習慣にすることがポイントです。
お子様を虫歯から守る為にできること
1.定期的なメインテナンス
お子様の生えて間もない歯はまだ弱く、とても虫歯になりやすい状態です。定期的に歯科医院にメインテナンスに通い、歯科衛生士からホームケア指導を受けることが大切です。
2.フッ素塗布
普段からフッ素入り歯磨剤を使うことに加えて、定期健診の際のフッ素塗布をお勧めいたします。 歯ブラシでは落とせない歯の表面の汚れを落としてきれいにした状態でフッ素塗布を行うことで歯質を強化して虫歯になりにくい歯にしましょう。
3.シーラント
奥歯の深い溝の中には歯ブラシの先は届きません。
そこで虫歯になりやすい奥歯の溝をフッ素を放出する合成樹脂材でふさいで虫歯を予防する方法です。歯を削らずに出来る方法で大変効果の高いものです。